子宮体癌検査結果の見方とは?

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ここでは、「子宮体癌検査結果の見方」
についてお話します。

 

子宮体癌の検査を受けた後、
検査結果が届いてもよく分からない
ことがあったりしますよね。

 

良性だが炎症があると言われたり、
疑陽性などと言われたら

 

安心していいのか
心配した方がいいのかわかりません。

 

そこで、今回は子宮体癌の
検査結果の見方についてまとめました。

 

子宮体癌の検査結果の見方

 

子宮体癌の初めの検診は
細胞診を行います。

 

細長い器具を子宮内に挿入し
子宮内膜をこすって細胞を採取します。

 

検査結果はクラス1〜5に分けられます。

 

クラス1は細胞に異常はなく正常です。

 

クラス2は、良性ですが炎症があります。

 

推定される病気としては
上皮炎症が考えられます。

 

ここまでは癌の可能性はなく
正常であります。

 

クラス3はaとbに分けられ、
aは悪性の疑いがあり推定される
病気としては軽度異常形成が考えられます。

 

3bは悪性の可能性が高いが
まだ断定できません。

 

推定される病気としては
軽度異常形成か癌が考えられます。

 

クラス3は癌の可能性が考えられますが、
あくまでもクラス3は疑陽性であるため
癌だと確定はできません。

 

実際、再度検査をしたら
正常であった事もあります。

 

クラス4は悪性の可能性が極めて高いです。

 

考えられる病気としては上皮内癌
という粘膜だけ癌細胞がある状態があります。

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クラス5は悪性であり、
ステージ1以上の子宮体癌である
可能性が高いです。

 

クラス3以上になると
再検査や治療が必要になります。

 

しかし、中には3以上と診断を受けても
再検査で異常がなかったという場合があります。

 

細胞診はとても精度の高い検査ですが、
子宮内膜全体を採取するわけではないので

 

月経前であったり採取した細胞が少し
異変があっただけでも
異常と診断されやすいです。

 

ですから、細胞診で良くない結果が出ても
あまり心配しすぎることはありません。

 

子宮体癌の検査結果が来たら

 

検査結果がクラス1,2でしたら、
不正出血などが無い限りは
2年ごとの検査で十分です。

 

クラス3aでは組織検査をして
悪性かどうか検査します。

 

クラス3bと4では、
さらに詳しく組織検査を行い、
他に精密検査を行います。

 

クラス5では子宮体癌の可能性が
ほぼ確定していると考えられるため、

 

直ちに精密検査を行い、
すぐに治療を行います。

 

ただし組織検査や精密検査の結果、
結局癌細胞はなかったということもあります。

 

このように、子宮体癌の検査結果は
細かく言うと6段階ありますが、

 

あくまでも最初の診断であるため
その後の検診では全く違う
検査結果が出ることもあります。

 

子宮の状態で検査結果は変わってきますが、
組織検査や精密検査では子宮内膜を
全体的に調べていくのでほぼ確定します。

 

なので、検査結果が悪かったから
といってもあまり心配はせず、

 

次の検査が必要だと言われた方は
前向きな気持ちで受けてみてください。

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